Wall Street Journalに、「培養肉」に取り組むスタートアップが増えている、という記事が出てました。培養肉とは、動物の細胞を培養して人工的に作られた食用肉であり、効率的に肉が製造できます。数年前から牛肉で取り組まれているようですが、その後鳥肉が続き、今回は豚肉の培養にも取り組むスタートアップが現れたという記事です。肉の消費は世界的に増え続ける一方、既存の畜産業は規模の拡大に限界があるので、技術革新が必要な市場ということでVCのお金も流れ始めています。
酸素供給が必要なので極薄の肉しか作れないとか、培養過程で牛の胎児の血清が必要なので結局は製造のプロセスから動物が排除されていないとか、今の時点ではコスト面以外にもいろいろ課題はあるようですが、面白い分野ですね。