Wall Street Journalが、Has Fintech Boom Peaked?(フィンテックブームのピークは過ぎた?)というタイトルの記事を出しています。内容としては、上場したFintech企業の株価が下がっていること、Fintech企業のIPO延期が立て続けに発表されたこと、Fintech企業の案件数が昨年は2009年以来はじめて年間案件数として減少したこと、などが挙げられています。
投資家的にはブームの見極めは重要ですが、一般人からすると、ブームであるかどうかにかかわらず、スタートアップの中から一つか二つでも、金融業界にとって画期的な技術が出てくるということが大事なのだと思います。
なお、アメリカではこの分野に去年だけで20億ドル以上の投資がなされたとのことで、日本のFintechへの投資余地はまだ大きいようにも思われます。とはいえ、アメリカのFintech企業で多額の資金を調達しているのは、自分の知っている限りでは(あまり日本では注目されていなさそうな)貸金業務系が多いように思うので(※)、その点は日本とは少し違っているかも、です。
(※)ちょっと前のものですが、探したら分野別に分類したこんな表もありました。