Good Technologyという元ユニコーンが評価を下げてエクジットした結果、優先株主と普通株主で取り分が大きく異なる結果となり、もめているという顛末を詳細にレポートした記事がありました。 “優先株主と普通株主の利益相反” の続きを読む
月: 2015年12月
Uberのタックス・スキーム
少し前に、Uberのタックス・スキームをかなり詳しく説明している記事がありました(How Uber plays the tax shell game)。スキームとしてはUber固有なものではなく、一般的に使われているものということであり、現時点で定着しているタックス・スキームの実務が紹介されているという点で参考になります。 “Uberのタックス・スキーム” の続きを読む
ユニコーンとM&A
2011年に11億ドルの評価額がついて一時期ユニコーンの仲間入りしていたGilt Groupeが、4分の1以下の$250MでSaks Fifth Avenueのオーナーに売却されそうになっている、というニュースが流れています。 “ユニコーンとM&A” の続きを読む
PEファンドの経営指導料
プライベートエクイティファンドが経営指導料などの名目で投資先から受領する、いわゆるportfolio company feeの金額が、調査した範囲で過去20年間で推計$200億ドルを超えているという論文が先日発表されて、各所で少し話題になっています。 “PEファンドの経営指導料” の続きを読む
アクティビスト対経営陣の構造に変化
ダウ・ケミカルとデュポンの10兆円を超える大型統合(とその後の事業分割)が発表されましたが、その裏の交渉舞台では、実はアクティビスト(Trian Fund ManagementのNelson Peltz) が双方の経営陣と一緒になって統合案を検討していたようです。
アクティビストといえば経営陣に圧力をかける立場で、いくら米国でも経営陣には一定の距離を置かれているはずですが、ここでは逆に経営陣がアクティビストに相談に行ったようで、時代の一つの大きな節目を感じます。
MBAのStartup人気
世の中がスタートアップ・ブームで沸き起こりつつある中、そのお膝元にあるスタンフォード・ビジネススクールが、学生が起業に没頭しすぎて学業が疎かになることを危惧し、少なくともビジネススクール在学中は起業よりも学業に集中するよう諭しているという記事が出ていました。 “MBAのStartup人気” の続きを読む
米国ヤフー対アクティビスト
米国ヤフーは、保有する巨額のアリババ株式をAabacoという新設会社に分離するスキームをしばらく前から検討していましたが、近時の報道によると、アリババ株式を分離するのではなく、本業である米国のインターネット事業自体を売却することについても検討を始めたようです。 “米国ヤフー対アクティビスト” の続きを読む